心身をベストに整える3要素

はじめに

人生で成功するためには日々のパフォーマンスを高く保つことが重要です。

日々のパフォーマンスを高く保つためには、心身のコンディションをベスト状態に整えることが必要です。

心身のコンディションを整えるのに重要な3要素があります。

それは睡眠、食事、運動です。

この3要素は心身を健康に保つ3要素でもあります。

この記事を読めば、心身を常にベストなコンディションに整えることができるようになります。

睡眠

まずは睡眠です。

あなたも睡眠不足のために、頭がフラフラして体がだるく元気が出ないのは経験したことがあると思います。

睡眠は心身を整えるために必要不可欠です。

かといって睡眠は長ければいいというものでもありません。長すぎればかえって心も体も重だるくなってしまいパフォーマンスを落としてしまいます。

適切な睡眠時間については諸説ありますが、7時間あたりを推奨しているものが多いです。

しかし適切な睡眠時間には個人差があります。平均睡眠時間が2時間ほどでも驚異的な成果を出すショートスリーパーの人がいれば、10時間以上寝ないと調子が出ない人います。

あなたにとって最適な睡眠時間を探ってください。

入眠時間も重要です。

ホルモンの分泌量を考慮すると、23時には入眠するのが良いでしょう。

睡眠は質を高めることも重要です。

質を高めるためには以下の点を重視してください。

  • 睡眠前2時間はテレビやゲーム、パソコン、スマホなどブルーライトを発する機器を使用しないようにする
  • 睡眠前に心拍数が上がること(運動、入浴など)は避ける
  • 枕やベッド、マットレスを自分に合ったものにする
  • 食事は遅くとも入眠2時間前には済ませておく
  • 入眠2時間前に40℃前後のお湯で20~30分ほど入浴する
  • 日中は日光を浴びておく

パフォーマンスの高い1日になるかどうかは、前日の寝る前の過ごし方によって決まると言っても過言ではありません。

睡眠の量と質を意識して過ごしましょう。

食事

健康のベースとなるのが食事です。

医食同源という言葉があるように、食事は医療と同じくらい重要です。

食事に関しては様々な考え方があり、絶対的なものはありません。

菜食主義の方が健康だというデータがある一方で、肉食主義の方が健康的だとするデータがあります。

最近流行した食事療法として糖質制限がありましたが、糖質制限によって心筋梗塞など心血管系の病気を起こし命を失う人が出たりしました。

流行しているからといって正しいとは限りません。

僕自身、末期の悪性腫瘍を患ったことで様々な食事療法を試みました。

食事療法を徹底している時は、食の楽しみがなく元気が出ませんでした。それでも体のためと思って食べたいものを食べず我慢していました。

それにも関わらず再発してしまったことで、「食事療法は無意味だ」と悟りました。

紆余曲折を経て辿り着いた究極の食事療法は

「食べたいものを感謝しながら美味しく頂くこと」

です。

野生の動物は食事療法など考えません。本能的に自分に必要なものを食べます。

人間にもそのような能力は備わっています。欲している物を感謝しながら美味しく頂くことで、体にとっても心にとっても栄養になります。

90歳を超えて元気な患者さんに食のことを聞くと、意外にも好き嫌いが激しく偏食の人が多いです。中には野菜が嫌いでほとんど食べず肉ばかり食べている人もいます。

健康意識が高く食事をこころがけている人より、好きなものを好きなだけ食べる方が元気に長生きできるのかもしれません。

男性ならご存じだと思いますが『刃牙』というマンガに出てくる主人公範馬刃牙の父親であり、地上最強の生物と言われる範馬勇次郎 の名言をご紹介します。

「毒も喰らう、栄養も喰らう。 両方を共に美味いと感じ―――血肉に変える度量こそが食には肝要だ」

運動

運動の効用は無数の研究によって証明されています。

あなたも運動が心身ともに良い影響を及ぼすという意見に異論はないでしょう。

運動の主な効用には以下のようなものがあります。

  • 心肺機能のアップ
  • 筋力や体力のアップ
  • 免疫力が高まる
  • 細胞が活性化
  • 新陳代謝の亢進
  • 認知症予防
  • 睡眠の質向上
  • リフレッシュ
  • うつ予防
  • 痛みの軽減

これ以外にもまだまだたくさんあります。

しかし過度な運動は害になる場合があるので注意が必要です。

無酸素運動(短距離走や激しい筋力トレーニングなど)は、乳酸を産生し体内を酸性化させます。

無酸素運動とは、と呼ばれる酸素を用いずに体内の糖を分解する解糖系という経路を用いてエネルギーを生み出す運動のことです。

無酸素運動を過度に行うと、体が酸性化することで全身の細胞が傷害されます。

また無酸素運動を行うと、体内に取り込んだ酸素のうち2~3%が活性酸素に変化してしまいます。活性酸素は遺伝子や細胞膜、酵素などを傷つけて老化を促進してしまいます。

おすすめの運動は有酸素運動です。

有酸素運動とは、呼吸で取り入れた酸素を用いてエネルギーを生み出しながら行う運動です。

軽めのジョギングやサイクリング、ウォーキングなどがこれにあたります。

自然豊かな場所で行うとリフレッシュ効果は抜群です。

ぜひ有酸素運動の習慣を作ってください。

さいごに

今回ご紹介した3要素はどれも簡単にできることばかりです。

しかし多くの人がおそろかにしています。

3要素は心身を整えるのにならず、万病の予防になります。

3要素が乱れると、まず風邪をひきやくなったり体調不良を訴えたりしはじめます。

この時点で改善しないとやがてガンなどの大病を引き起こしてしまいます。

僕も悪性腫瘍を患う前は3要素が乱れまくっていました。

日々の積み重ねがあなたの心身と人生を創っています。

今回の記事を読んで、おろそかにしている部分があったら是非見直してください。