変異は進化
新型コロナウイルスの報道を通して、ウイルスが変異することはあなたもご存じだと思います。
変異がプラスに作用した場合、それは進化とも呼べます。
ウイルスにとって進化、つまりプラスになる変異とは、感染力を上げつつ毒性を減らすことを指します。
感染力が上がれば、より多くの生物に感染し増殖することができます。ウイルスが感染する生物(新型コロナウイルスを例にすればヒト)は、ウイルスにとって巣のようなものです。巣の中で多くの仲間を増やし、さらに他の個体に感染しそこでも仲間を増やしていく。そのようにしてウイルスが蔓延していきます。
ですから感染力を上げれば、それだけ巣と仲間を増やすことができるわけです。
しかしいくら感染力が強くても毒性が強いと、巣そのものが破壊されてしまいます。毒性が強すぎると、感染した個体が死んでしまい、ウイルス自身も死滅してしまいます。結果、巣と仲間を増やすことができず、やがて絶滅してしまいます。
その例がエボラ出血熱です。感染すれば半数以上の人は死に至るほど毒性が強いウイルス感染症ですが、毒性が強いがゆえに巣と仲間を増やすことが難しく、そのおかげでワクチンや治療薬がないにも関わらず、新型コロナウイルスのように世界的な流行を起こすことはありませんでした。
エボラ出血熱
エボラウイルス(フィロウイルス科)による熱性疾患である。 | |
(2) | 臨床的特徴 潜伏期間は2~21日(平均約1週間)で、発症は突発的である。 症状は発熱(ほぼ必発)、疼痛(頭痛、筋肉痛、胸痛、腹痛など)、無力症が多い。 2~3日で急速に悪化し、死亡例では約1週間程度で死に至ることが多い。出血は報告にもよるが、主症状ではないことも多い(2000年ウガンダの例では約20%)。 (1) 定義ザイール型では致死率は約90%、スーダン型では致死率は約50%である。 ヒトからヒトへの感染は血液、体液、排泄物等との直接接触により、空気感染は否定的である。 |
厚生労働省HPより抜粋
ウイルス進化論
進化論的には、ウイルスは時間の経過とともに感染力が増し、重症化しなくなると考えられています。
新型コロナウイルスも今後はおそらく感染力は増しながらも毒性を減らし進化し、やがて一般的な風邪の原因となるコロナウイルスの一種に変化していくものと思われます。今はその過程にあります。
ですから感染者数の増加に対して過敏に反応する必要はありません。ウイルスの進化とともに感染者数が増えるのは自然の理です。感染者数の増加とともに毒性が下がってくれさえすれば良いわけです。
それよりも注目すべきは感染者した人のうち、どれくらいの割合で重症化するか、つまり重症化率です。重症化率さえ低くなれば、感染したとしても風邪と一緒なので恐がる必要はなくなります。ワクチンも不要になります。
ワクチンへの警鐘
むしろ多くの人がワクチンを接種するようになることでの問題点があります。ワクチンによってウイルスに「選択圧」がかかり、ワクチンから逃れるための進化が生じ、より厄介なウイルスが誕生する可能性があります。
選択圧
生物の進化において、ある形質をもつ生物個体にはたらく自然選択の作用。環境条件や他種との競合、天敵による捕食などによって生じる。淘汰圧。
(デジタル大辞泉より抜粋)
ワクチンに頼り切った対策にはたくさんの問題があります。短期的ではなく長期的な目線で対策を講じる必要があります。
ワクチンによる選択圧以外に、ワクチンそのものも問題があります。
強い副反応やワクチン関連死、長期的な遺伝子への影響、変異株への効果、有効期間など様々な問題点が先送りにされたまま、接種が推進されています。
より大局をみた長期的な対策が必要だと思います。
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