はじめに
あなたは人生で成功するために必要なものは何だと思いますか?
「それはやっぱりお金でしょう!」「人脈も大事かな!」「運も必要だと思うな~」と色々な意見があると思います。
しかしこのようなものは絶対必要条件ではありません。
もっと根本的に必要な条件があります。
それなしには何も成し遂げることができません。
もったいぶらずに結論からお話すると、成功に必要な絶対必要条件とは元気です。
アントニオ猪木の有名な言葉に「元気ですかー‼元気があれば何でもできる!」というものがありますが、逆を言えば「元気がないと何もできない」ということになります。
今回は成功するうえで絶対必要条件である元気についてお話します。
この記事を読めば、元気の重要性について理解し、成功に必要な絶対必要条件を満たせるようになります。
実体験から気付いた元気の重要性
僕は37歳の時、末期の悪性腫瘍が見つかりました。
一か八かの大量抗ガン剤療法を受け奇跡的に寛解しましたが、元々65㎏あった体重は40㎏まで減り、近所を散歩するのがやっとな状態まで筋力・体力ともに落ちてしまいました。散歩といってもお年寄りに追い抜かれるほどゆっくりしか歩けない状態でした。
小さいころからずっとサッカーをしていたので体力には自信があっただけに、弱りきってしまった自分に愕然としました。
その頃よく「きっと自分は世界で最弱な状態なんだろうな」と思っていました。
弱ったのは体力・筋力だけではありません。
免疫系もおかしくなっていたので、免疫力が低下してしょっちゅう風邪をひいたり熱を出したり副鼻腔炎(蓄膿症)を起こしたりしていましたし、変なアレルギーが出るしでボロボロな状態でした。
まったく元気のない状態でした。
元気がないと生きるだけで精一杯になります。
そのような状態では、仕事も趣味も娯楽も全くやる気が起こりません。
その日一日を生きるのに必死で、他のことをやる気が起こりませんし、興味すら湧きませんでした。
地道に運動を続け、行動範囲を広げていくことで、徐々に体力・筋力が回復してきました。
それに伴い、自然と元気が湧いてきて、色々なことに興味が湧き、やる気が湧いてくるのを感じました。
復職だけでなく、社会貢献活動を行う団体を設立したいと思ったり、出版したいと思ったりと、まるで元気がない間に充電されていたかのように、元気とやる気が湧いてきました。
この実体験から、元気こそが全ての源であると気付きました。
マズローの欲求五段階説でも、生理的欲求がベースとされています。
まさにその通りでした。
マズローの欲求5段階説とは、人間の欲求は階層を成しており、生理的欲求⇒安全の欲求⇒社会的欲求⇒承認欲求⇒自己実現の欲求と進んでいくというものです。
元気とは
元気とはなんなのでしょうか?
精選版 日本国語大辞典によると
① 天地間に広がり、万物が生まれ育つ根本となる精気。
② 活動のみなもとになる気力。身心の活動力。また、国家や組織が存続する上で必要な活力。
③ (形動) 体の調子がよくて健康なこと。気力、勢力が盛んなこと。また、そのさま。
④ (━する) 病気がなおること。健康が回復すること。減気。
となっています。
おそらく②~④のニュアンスで使うことが多いと思いますが、元々の意味に近いのは①です。
①は東洋医学的な考えです。
東洋医学では気、血、水によって体は作られていると考えます。
『ドラゴンボール』を見たことがある人には、気の概念が分かりやすいでしょう。気とは生命エネルギーのようなものだと思ってください。
生命エネルギー=気の元になるものということで元気と表現されました。
そこから派生して②~④のような意味でも使われるようになりました。
元気がある状態とは、生命エネルギーが満タンの状態です。
逆に元気がない状態とは、生命エネルギーがガス欠の状態です。
では元気=生命エネルギーを充填するにはどうすればいいのでしょうか?
元気を充填する方法
元気を充填するには、食事、睡眠、呼吸、運動が重要です。
食事
食事はエネルギー源になります。空腹では力が出ないのは想像しやすいですよね。
体や脳を活動させるには膨大なエネルギーが必要です。
植物は光合成によってエネルギーを確保しますが、動物は食事によって確保します。
草食動物であれば草のみ、肉食動物であれば肉のみで良いのですが、雑食である人間はバランスよく食べる必要があります。
栄養学の話を始めると長くなるので割愛しますが、食事に対する基本的な考えのみお伝えします。
それは
ある程度バランスを意識して、体が欲するものを美味しく感謝の気持ちをもって頂く
ということです。
睡眠
あなたも経験あると思いますが、睡眠不足だと元気が出ませんよね。
睡眠不足が続くと疲労が抜けず、免疫力が低下し、メンタルにも悪影響を及ぼします。
睡眠によって体も脳も心も休息できます。
元気=生命エネルギーは活動することで減って、休息することで充填されます。
睡眠によって元気=生命エネルギーは充填します。
呼吸
全ての医学の期限はインド南部のシッダ医学にあると言われています。
その歴史は5,000年以上も前にさかのぼります。
シッダ医学から派生したのがヨガやアーユルヴェーダです。
インド医学には東洋医学の気や生命エネルギーの概念に近いプラーナといものがあります。
プラーナはサンスクリット語で呼吸を意味し、日本語で気息と訳されます。
呼吸と生命エネルギーの間に深いつながりがあると考えられています。
現代医学においても呼吸は重要です。呼吸によって酸素が体内に取り込まれます。酸素は全身の細胞に運ばれエネルギー源として利用されます。呼吸は元気の素と言っても過言ではありません。
運動
運動をすることで血流が良くなります。
血流がよくなることで酸素が全身に運ばれやすくなったり、代謝が亢進して体温が高くなります。
その結果、エネルギーが生成されやすくなったり免疫力が高まったりします。
長期的には筋力や体力が増すことで、元気になります。
まとめ
元気がなければ何もする気になりません。
何かを成し遂げるためには元気であることが絶対必要条件です。
元気になるために日ごろから食事、睡眠、呼吸、運動を意識するようにしましょう!
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