はじめに
目標を達成できないのは、意志が弱いなどの精神的な問題ではありません。
問題を達成するコツを知らないからです。
何事にもコツがあります。
やみくもに精神論だけで頑張ってもエネルギーと時間の無駄です。
コツにはいくつかありますが、今回は目標の立て方について解説します。
そもそも目標の立て方そのものが間違っているため、目標を達成できないという逆説的なことが起こっているのです。
この記事を読めば、目標を達成しやすくできる目標の立て方を知ることができます。
目標は具体的に
多くの人が立てる目標は漠然とし過ぎていることが多いです。
例えば「成功したい」という目標を作ったとします。
これではあまりにも漠然としているため、どこに向かえばいいのか分かりません。
車のナビゲーションで目的地を「南の方」と入力しているようなものです。
一言に成功といっても様々です。
経済的に裕福になることが成功の人もいれば、人間的に成長することが成功の人もいます。
経済的に成功したい人が、いくら人間的に成長しても成功に近付くことはできません。
そこで「経済的に成功したい」と目標を設定したとします。しかしこれでもまだ抽象的です。
ナビゲーションでいえば目的地を「関西地方」に絞り込んだ程度です。
もっと細かく具体的にする必要があります。
目標を具体的にするのにコツがあります。
目標を具体的にするためのコツ
目標を具体的にするためには
- 数
- 期限
- スペック
の3つを考えます。
数
目標を数値化することで、かなり具体的になります。
経済的な成功であれば、「100万円貯金する」といったように数値化します。
数値化することで、ボヤ~としていた目的地がかなりはっきりしてきます。
ナビゲーションの目的地でいえば「関西地方」が「大阪府」にまで絞れた感じです。
期限
次に①で掲げた数値目標をいつまでに達成するのかを決めます。
「100万円貯金する」だけでは目標達成に向けて行動することが難しいです。
50年後までなのか1年後なのかで、行動は変わってきます。
期限を1年とすれば、毎月約9万円貯金していく必要があるということになります。多くの人にとって毎月9万円いきなり貯金するのは難しいでしょう。
数値が現実的でなければ、目標数値を下げるか期限を延ばします。
目標数値を50万円に減らせば毎月約4万5,000円貯金になります。
期限を3年に延ばせば毎月約3万円貯金になります。
これなら実現できる可能性を感じるのではないでしょうか。
期限を3年に伸ばし毎月約3万円貯金することにするならば、そのために毎日約1,000円節約すればいいということが分かります。
そのために日々何をすべきか考えます。
例えばタバコを止めるとか、間食を控えるとか、サブスクサービスを解約するとか、自炊を始めるといった具合です。
スペック
スペックとは英語で「仕様」を意味する「specification」の略称です。機械やパソコン、建物などの構造や性能、機能を詳細に記した一覧のことを意味することが多いです。
貯金の例ではスペックの説明が難しいので、「高級車を買う」という目標を例にとって説明します。
高級車ではあまりにも漠然としています。
そこでスペックについて考えていきます。
どこのメーカーの、どの車種の、どのグレードの車を購入したいのかまで具体的に考えます。
できればパンフレットを取り寄せたりダウンロードしたりして、イメージをより鮮明に描きます。
もうひとつ例を示します。
「マイホームを持つ」という目標がある場合、マンションなのか一軒家なのか、間取りはどうなのか、場所は?内装は?とスペックを考えていきます。
頭の中でイメージできるまで目標を具体化することで、RASによって無意識に目標へ向け進みはじめます。
RASについてはこちら↓
さいごに
今回ご紹介した方法を意識して目標を具体化させるだけで、目標達成率は格段にアップします。
ポイントはイメージできるレベルまで目標を具体化することです。
イメージできるまで具体化されることで目標は達成されたも同然です。
人は実現できることしかイメージできません。
逆にいえば、イメージできたということは実現可能ということです。
目標は常に具体化させましょう!
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