はじめに
感情は複雑なものですが、大きく分けると喜怒哀楽があります。
喜怒哀楽いずれも大きなエネルギーを持っています。
このエネルギーを上手に使えれば、何をするにも力いっぱい取り組むことができるようになります。
しかしエネルギーを上手に変換できないと、破滅に向かう可能性があります。
ちょうど原子力のようなものです。上手にコントロールできれば電力供給に役立ちますが、コントロール不可能になれば福島原発事故のような大惨事に発展してしまいます。
感情を上手にコントロールしてやる気やモチベーションに変換できれば、あなたは成功にグッと近づけるようになります。
今回は感情エネルギーについて解説します。
この記事を読めば、感情をコントロールしてエネルギーに変換できるようになります。
感情はエネルギーになる
感情とエネルギーの関係を説明するのに最も分かりやすいのは喜びです。
喜ぶような出来事があると、自然とやる気が湧いてきます。
楽しみな旅行やイベントの前は上機嫌になってモチベーションが上がったり、恋愛することで元気になる経験はあなたもあるはずです。
喜びとは対極にある怒りにも大きなエネルギーがあります。
バカにした人たちを見返してやろうと勉強や仕事、体づくりを頑張ったりするのが、怒りのエネルギーを利用する例です。
何か大きな目標を達成したり成功したりした人は、本人は無自覚かもしれませんが感情のエネルギーを使っています。
逆に感情がなくなってしまったうつ状態では、何もやる気が湧いてこなくなります。
感情はモチベーションや行動に大きく影響します。
だからといって感情的になればいいというわけではありません。
怒りのエネルギーを活用したいからといって怒ってばかりいては、誰も協力してくれなくなってしまい何も成すことができません。
プラスに思える喜びという感情も、過度になれば害になります。喜び過ぎてハッスルしてしまうと疲れがドッと出てしまいますし、周囲からは鬱陶しく感じられます。
東洋医学では感情が過度になると、気がうっ滞し病気の原因になると考えられています。
また憂いや悲しみを多く抱えると気がわだかまり塞がってしまうとされています。
また喜びや楽しみをあらわにすると体内の気が解放され気が滅入ってしまうと言われています。
中国の医学書「黄帝内経」には
怒ると気がのぼり、
喜ぶと気が緩み、
悲しむと気は消え、
怖がると気がめぐらず、
寒いと気は閉じ、
暑いと気が漏れ、
驚くと気が乱れ、
動くと気が減り、
憂いていると気が結ばれてしまう
と書いてあります。
感情は体にも影響を及ぼします。
感情をコントロールできないと・・・
感情をコントロールできないと、人間関係がうまくいかないのは容易に想像できると思います。
あなたも感情的な人とはあまり関わりたくないですよね。
自分の機嫌次第ですぐに怒ったりする人や、過ぎ去ったことでいつまでも悲しんでいる人などは、感情をコントロールできていない典型です。
あなたもこのような人に出会ったことがあるでしょう。その人が成功できると思いますか?おそらく難しいですよね。(一時的な金銭的な成功はできるかもしれませんが、良好な人間関係や健康なども含めた真の成功には到達できないでしょう。)
だからといって無感情な人と関わるのも難しいですよね。
何事も適度が重要となってきます。
感情をコントロールする方法
感情をコントロールするには意識してトレーニングすることが必要です。
感情をコントロールする練習について説明していきます。
- 感情は簡単に喜怒哀楽に分けられるものではありませんが、とりあえず喜怒哀楽のどれにあたるか分類します。
- 感情を10段階でいくつぐらいか数値化します。
- 数値を風船の大きさでイメージします。
- 0が全く空気入っていない状態、10が割れる寸前まで空気が入った状態としてイメージしてください。
- 10の状態だと割れる危険性があるので、空気を抜いて風船を小さくするのをイメージしながら感情を鎮めてください。5ぐらいが適当な大きさです。
試しに最近あなたが何かに腹を立てた時のことを思い出してみてください。
その感情は喜怒哀楽でいうと、どの感情ですか?おそらく怒の感情だったと思います。
次に怒が10段階でいくつぐらいだったか評価してください。
さらにその数値を風船の大きさでイメージしてください。
風船が大きすぎれば空気を抜いて小さくするところをイメージして感情を鎮めてください。
こうすることで感情の高ぶりを抑えることができます。
次に感情を高めることでエネルギーを上げる方法を教えます。
感情を高めてエネルギーを上げる方法
エネルギーを上げるには、喜、楽といったポジティブな感情を利用します。
過去の感情でも、今の感情でも、未来を想像しての感情でもいいです。
次にポジティブな感情が胸に広がる感覚を観察してください。
その感覚を風船にしてイメージします。
最後に風船の大きさを5程度になるようコントロールしてください。
いつも以上にエネルギーが必要な時は風船を8程度まで膨らませましょう。
この方法を身に付けると、あなたはエネルギーをコントロールして目標や成功に近付きやすくなります。
すぐには身に付きませんが、成功を手に入れるために練習を続けてください。
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