はじめに
目標を達成する途中で挫折してしまう原因の一つに、あらかじめ困難を予測できていないというものがあります。
特にポジティブな楽観主義の人にはこの傾向が強いです。
今回は目標を達成するために必要な、困難を予測しておく必要性についてお話します。
この記事を読めば、あなたは今よりも目標達成能力がアップします。
目標の障害となる二大原因
目標に向かって行動を初めはしたものの途中で挫折してしまうのは、予測以上に困難であったことが一因です。
困難になる原因は
が影響します。
「思っていたよりも時間がかかってしまう」
「思っていたよりも労力がかかって大変だ」
と感じた際、気持ちが折れて行動を止めてしまいます。
例えば達成まで一般的に100時間かかるような目標があるとします。
あらかじめ「一般的には100時間と言われているが、自分の場合はもっと時間がかかるかもしれない。120時間かかるつもりでいよう」と予測していれば、80時間経過した時点でも気持ちに余裕があり継続できます。
しかし「たぶん80時間もあれば目標達成できるだろう」と予測していれば、80時間経過した時点で「もう無理だ!」と考え挫折してしまいがちです。
労力に関しても同様です。
「大して頑張らなくても気軽に到達できるだろう」と軽く考えていた場合、思うように進まないと嫌になってしまい挫折しがちです。逆に「そう簡単に達成できないだろうから覚悟が必要だ」と考えていれば、ちょっとやそっとの挫折では心が折れることはありません。
このように予め時間と労力を多めに見積もっておくのが重要です。
僕の体験でいうと、「偏差値20から医学部合格を目指すのであれば人の3倍は努力しないといけない。そのためには起きている間はずっと勉強するつもりでいないといけない」と考えたので、途中で気持ちが折れることはありませんでした。
最近の例でいえば、陶芸窯で師匠に弟子入りした際、「少なくとも3000時間は取り組まないといかないよ」と言われたので、上達しなくても「3000時間まではまだまだなんだから仕方ない」と思えました。あらかじめ3000時間という目安がなければ途中で心が折れていたことでしょう。
このブログに関しても同様です。
ブログサイトを育てるためには「1記事作成に2時間は必要。それを1年間毎日続ける必要がある。」という情報を得ていたので、あらかじめ時間と労力を覚悟して始めました。
その結果今のところ毎日更新を続けることができています。
困難をあらかじめ知るには
困難をあらかじめ知るには、経験者から話を聞くのが一番です。
あなたが目標とすることをすでに達成した人がいるはずです。
直接会ってお話を聞くことができればそれがベストですが、なかなか身近にいないことも多いと思います。
そのような場合は本やブログなどから情報を入手しましょう。
その際ポイントは
- どれくらいの時間がかかるのか
- どれくらいの労力が必要なのか
をできる限り具体的に知ることです。
といったところをリサーチしましょう。
さいごに
今回紹介したことを参考に、目標に向かう前にどれほどの時間と労力が必要なのかをしっかり予測しておきましょう。
その結果、時間と労力に見合うだけのものが得られないと判断したのなら、目標そのものを変更するか、目標レベルを下げる必要があります。
近所の低い山に登るつもりで富士山登頂を目指せば、途中で必ず心が折れます。
富士山に登るつもりで時間と労力を予測しているので、大変だったとしても「想定内だ」と考え進むことができるものです。
目標を設定する際、つい時間と労力を少なく見積もりがちです。
時間と労力は多めに見積もるようにしましょう。
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