ブログを始めたきっかけpart3入院生活術8選③

はじめに

前回まで入院生活術

  1. 病衣を着ない
  2. 気分が上がる空間をつくる
  3. 新たな趣味をつくる
  4. タイムスケジュールをつくる
  5. 目標をつくる

についてお話しました。

今回は残り2つについて説明していきます。

前回の記事から読みたい方はこちら

⑥運動習慣をもつ

運動には様々な効用があります。

まずは筋力や体力の維持です

絶対安静で7日で10~15%1カ月で50%程度筋力が低下してしまうことが研究で明らかになっています(Halarら1990)。

僕自身、脳出血で1週間意識不明の重体になった後に目覚めた際、立つこともできないほど筋力が低下していました。僕の体感だと15%以上低下します。

また精神面にも様々な効果があります。

あなたも散歩や運動をすることで気分がリフレッシュした経験が一度はあるでしょう。

体や運動に意識が集中することで、不安や恐怖を和らげます。

このことは医学的にも証明されています。

うつの原因はセロトニンという物質の不足が原因ですが、運動することでセロトニンが分泌されるので、うつを予防します。

他にも運動の習慣を身につけることで以下のような効果が期待できます。

  • 運動することで腸への血流が増え、腸の動きが活発になるので、食欲増進や便秘予防になります。
  • 運動すると内因性オピオイドという痛み止めのような成分が分泌されるので、痛みを緩和してくれます。
  • むくみや倦怠感(体のだるさ)を改善する効果があります。
  • 免疫に関係する白血球やリンパ球の数が増え、免疫力をアップさせ、細菌やウイルス、ガン細胞を排除します。

⑦自然に触れる

あなたも海や山に行って気分が清々しくなった経験はあるでしょう。

人間も自然の一部なので、自然からエネルギーをもらうことが重要です。

僕自身、入院中自然に触れることを本能が求めているのを感じました。

僕が入院していた病院は市街地にあったため、窓からの風景は自然を感じることができませんでした。

院内に小さな花壇があったので、行ける日は毎日そこで植物を見て触れて癒されていました。

また15分ほど歩くと海辺の公園に行くことができたので、体調の良いときは病院を抜け出して海を見に行ってました。

自然を感じることで自分の中にエネルギーが満たされ、生命力がアップするのを感じました。

東洋医学では天の気、地の気、清気など自然界に存在する気を取り入れる考えがあります。

気というものは目にしたり検査で調べたりできませんが確実に存在します。

どうしても東洋医学や気というものに対して「怪しげなもの」という認識が広まっていますが、歴史的にみれば東洋医学は5000年なのに対して西洋医学はたった100年ほどです。

東洋医学の方が真理に近付いている面も多々あります。

とはいえ科学的に証明されたものじゃないと信じられない人が多いので、医学的に明らかになっている自然の効用についてお伝えします。

植物を目にすると、人の脳波からアルファ波が増幅されることが実験で確認されています。アルファ波はリラックス状態のときに現れる波形です。植物を観るだけでリラックス効果があるわけです。アルファ波が出ている状態では全身の筋肉の緊張がほぐれ、血圧や心拍数が安定し免疫系の働きが活性化します。感染症やガンの予防、生活習慣病の予防につながります。

また植物が人体に有害な揮発性有機化合物を除去する効果があることも分かっています。観葉植物を置くだけでも空気が浄化されます。

植物からはフィトンチッドという物質が分泌されています。

フィトンチッドとは1930年頃、旧ソ連のB.P.トーキン博士は、この植物の不思議な力を発見し、フィトン(植物が)チッド(殺す)と命名したもので、樹木が自分で作りだして発散する揮発性物質のことです。主成分はテルペン類と呼ばれる有機化合物で、私たちは木の香りとして感じています。

フィトンチッドは木が身を護るために必要な様々な働きがあります。昆虫や動物に葉や幹を食べられないための摂食阻害作用や病害菌に感染しないように殺虫、殺菌を行ったりと実に多彩です。

一つの樹木には50種類以上ものフィトンチッドが含まれていますが、樹種により成分も含有量も異なります。

植物から放出されるフィトンチッドの量はおよそ一億五千万トンともいわれています。この量は自動車排気ガスなどの約6倍です。 フィトンチッドの力によって、木は何百年も生きることができます。

フィトンチッドは植物の天敵に対しては攻撃的に作用しますが、人体に対しては有益な作用をもたらします。

フィトンチッドがもたらす効果は大きく分けて次の3つが挙げられます。

・リフレッシュ

自律神経の安定に効果的と言われ、リラックスした状態になり、血圧や脈拍を安定させ、ストレスを軽減し、肝機能を改善し、快適な睡眠をもたらします。

・消臭・脱臭

森林には空気を浄化したり、臭いを消す働きがあります。カビ、ダニの繁殖を抑え、アレルギーに対して効果的です。

・抗菌防虫

抗菌作用により感染症の予防になります。防虫作用により、虫に刺されたり咬まれたりする被害を減らしてくれます。

他に人の体への作用として、免疫細胞のひとつNK(ナチュラルキラー)細胞を活性化させてガン細胞やウイルスを排除することや、ストレスホルモンであるコルチゾール濃度を低下させることが研究によって明らかになっています。

また脳を活性化させたり、呼吸器系疾患の症状緩和したり、アレルギー性疾患を予防するなどの効果が確認されています。

植物はマイナスイオンを放出する効果もあります。

マイナスイオンは活性酸素を消すことができ、酸化や炎症を抑制します。

他にも血液を浄化するとともに、弱アルカリ化させ、細胞の新陳代謝を活発にし、筋肉の活性を高め、血液中のガンマグロブリンを増やして免疫力を高め、自律神経を副交感神経優位にして心拍の安定、血圧を下げる効果などがあります。副交感神経が優位であると免疫機能も亢進し自然治癒力が増します。

さらに鎮静、食欲増進、疲労回復などの作用があります。

マイナスイオンが多く発生している森林では、プラスイオンの二倍~二十倍以上の数値が観測されます。プラスイオンが増すと、慢性疲労・肩こり・腰痛・冷え性などの原因になると考えられています。

また植物は紫外線や害虫から自身の身を守るためフィトケミカルという化学物質を放出します。フィトケミカル(ファイトケミカルとも言う)の「フィト」とは、ギリシャ語で「植物」を意味します。フィトトケミカルは、野菜、果物、穀類、豆類などの植物に、色、香り、苦味、辛味などを構成するもので、全部で数千種類存在します。

フィトケミカルは空気中を浮遊している感染症やアレルギーの原因となるカビの胞子やバクテリアを抑制します。そのおかげで植物がある環境では空気清浄が行われていることになります。

フィトケミカルには、抗酸化作用、抗がん作用、抗炎症作用があります。

他にも様々な効果があるので、今後別の記事で詳しく解説します。

⑧読書、動画、漫画

入院中にできることは限られていますが、限られているだけに普段じっくり読むことができない本を読んだり、動画を見たり、漫画を読んだりするのに最適です。

いずれも入院中だからこそ読んだり見たりしたいテーマがあったり、死を感じるからこそ響く言葉があったりします。

このうえない学びと成長の機会です、

僕は普段から本はよく読むんですが、入院中は元気なときには絶対読まない本を色々読みました。

特に心の支えになったのは、以前にもご紹介した『夜と霧』です。この本は第二次世界大戦中にナチスドイツによってアウシュビッツ強制収容所に収容された精神科医ヴィクトール・E・フランクル先生が、収容所での経験を精神科医の目線からまとめたものです。絶望的状況で人はどのように生きるべきかを教わりました。

それと中村天風さんの『運命を拓く』も心に響きました。中村天風さんも当時不治の病であった結核を患い、治療のためにヨーロッパまで行くも医者に見放され、絶望し帰国する途中出会った聖者によって心を癒し、その結果結核まで治癒しました。その経験から辿り着いた真理についてまとまっています。

また本のタイトルだけでビビッときたものがあります。それはコメディアンの『欽ちゃん』こと萩本欽一さんの『ダメなときほど運はたまる』という本です。タイトルの一文だけで救われることもあるんです。

動画は映画などもいいのですが、youtubeで心に響く講演や話を色々視聴しました。

漫画は子供の読む娯楽程度に考えている人も多いかと思いますが、本に匹敵するくらい心に響く作品がたくさんあります。映画やドラマの原作に様々な漫画が使われていることからも、そのクオリティーの高さは分かっていただけると思います。

本が苦手という方は漫画やアニメで学ぶのもいいと思います。

人は言葉によって救われたり人生を変えられたりします。

あなたにもそのような経験があると思います。

それは親や先生、友人、恋人などから発せられた言葉が多いと思います。

本や動画、漫画の言葉にも同じような力があります。

南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領が、27年間の投獄中を耐えられたのは「インビクタス」(負けざる者たち)という詩の言葉があったからだと述べています。

それほどまでに言葉のもつ力は強いものです。

あなたに力を与えてくれる言葉と出会うためにも、本、動画、漫画などを読んだり見たりしてください。