人生の楽しみを増やすコツ

はじめに

あなたは人生楽しんでいますか?

この問いに「はい!」と答えられる方は、この先を読む必要がないのでページを閉じてください。

しかし確信をもって「はい!」と答えられなかったのであれば、ぜひ最後まで読んでいってください。

僕は今でこそ「はい!」と答えられるようになりましたが、余命宣告を受ける37歳までは「いいえ!」と答えていました。

余命宣告から生還できたことをきっかけに、「せっかくの人生楽しまないともったいない!」と思うようになりました。

不思議なもので思いが変わると、世の中が全く違って見えるようになりました。

楽しみとは楽しいことが起こることだと思っている人が多いですが、それは間違っています。

楽しみとは自分の内面から生まれるものです

楽しいことなんて早々起こるものではありませんし、楽しいことが起こるのに期待するということは周りの現象に期待しているということになります。周りの現象はコントロールできません。

しかし自分の内面から楽しみを生み出すのであれば、自分自身でコントロールできます。

この方法を覚えてしまえば、人生楽しいことだらけになります。

今回は人生を楽しむための方法についてお話します。

楽しみは作れる

僕は学生時代に工場でファイルの留め金のネジ山をハンマーで潰して平らにするバイトをしたことがあります。

朝から晩までただひたすらハンマーでネジ山を潰す単調作業です。

たくさんの学生が集められ同じ仕事をしていました。

この仕事、正直楽しいものではありません。

しかし周りの様子を見ていると、多くの人が退屈そうに仕事をするなかで、とても楽しそうに仕事をしている人がいたんです。

あまりにも楽しそうなので、なぜそんなに楽しそうなのか思わず聞いてしまいました。

すると次のように語ってくれました。

「自分の中でゲームにしているんですよ。昨日は1日で500個できたから今日は550個を目標にしようとか、この10分間では18個できたから次の10分間は20個を目標にしようというように。目標が達成できると達成感がありますし、成長を感じられます。

それと自分が作ったファイルを、どのような人が買ってどのように使うのかを想像すると、それだけで楽しくなるんですよね」

ネジ山を潰すという作業自体が楽しいものになることはありません。

しかし取り組む心持を変えるだけで、楽しい作業に変えることができるのです。

この話を聞いてから、僕も楽しく仕事できるようになりました。

このような考えは、あらゆる場面に適応できます。

常に「どうしたら楽しくなるかな?」「どんなゲームにできるかな?」と考えるクセをつけましょう。

どんなに退屈でつまらないことでも、楽しくすることができます。

日常に存在する楽しみのタネに気付く

よく余命宣告を受けたり、死を意識すると、世の中が輝いて見えるといいます。

僕も余命宣告を受けてから、いつもの散歩道が全く違うものに見えるようになりました。

道端に咲く雑草や平凡な空がとても美しく愛おしくかけがえのないものに思え、目頭が熱くなるようになりました。

それからは植物や空に興味が湧くようになり、色々調べるようになりました。

調べること自体とても楽しいです。さらに調べて知識が増えることで、今まで以上に興味をもって観察するようになり、より美しいものに気付けるようになりました。

気付いていないだけで僕たちの周りには楽しみのタネがたくさん存在しているのです。

別に余命宣告や死を意識する必要はありません。

そんな経験をしなくても、身の回りにある楽しみを見つけるのが上手な人がたくさんいます。

いわゆるオタク、マニアなどと呼ばれる人たちです。

「そんなもの何が楽しいの?」と頭ごなしに否定しがちですが、まずはこの考えをやめましょう。

人がはまるということは、必ず何かしら面白い要素があるのです。

「この人は何が楽しくてはまっているのかな?」と興味を持つようにしましょう。

あなた自身がはまる可能性は低いですが、そのものに対して今までと違った見方ができるようになります。少なくとも今までスルーしていたのに気になるようになるはずです。

運がよければ 楽しみのタネが芽を出して、あなた自身はまる可能性もあります。

どのタネが芽を出すか は分からないので、とにかくたくさんのタネを手に入れることを心がけましょう。

おススメのタネを手に入れる方法としては

  • 色々な人にマイブームの話を聞く
  • オタクやマニアの人の話を聞く
  • 本やポッドキャスト、オーディオブック、youtube、TV、ラジオなどで興味が湧いたものをチェックする

といったものがあります。

色々なことに興味を持つ好奇心が人生を楽しくするコツだと言えます。

僕自身、元々オタクと呼ばれる人たちに偏見がありましたが、今では人生を楽しむ天才だと思っています。積極的にオタクの人と関わり、オススメのものを聞いてとりあえず試してみるようにしています。その結果新たな楽しみを知るきっかけになることが多々あります。

なかには自分には合わないと思うものもありますが、それも発見ですし、自分の趣味嗜好を知ることにつながります。

色々な世界を知れば知るほど人生の楽しみが増えていきます。

生活しているなかで気になるものが増えます。街中を歩いていても足を思わず止めることが増えます。

その結果、人生は楽しいものだらけのパラダイスに変わっていきます。

あなたも興味のアンテナを広げて、人生の楽しみを増やしてください。