病気になる意外な理由
ガンの心理学研究の基礎を築いたエリダ・エヴァンズは、
ほとんどの病気が人生で何かうまくいっていないときに現れる象徴で、生き方を変えるよう警告を与えてくれている
と述べています。
特に他人の意見を尊重するあまり自分を抑制し、周りに振り回されるとガンになる可能性が高くなるとのことです。
病気にならないためには、食事や運動などの生活習慣を見直すのと同時に、自己愛に目覚め、自分を最優先にすることを学ぶ必要があります。
また何か失われたとき、例えば近親者との死別や失業などがあった際、病気になりやすいことが研究で明らかになっています。
感情のエネルギーを精神的成長に向けないと、そのエネルギーが病気を作ることに使われてしまいます。
感情のエネルギーを精神的成長に向けることで、病気の成長を抑制することができます。
病気になったときは何が根本的な原因なのかをしっかり考えてください。
根本的な原因に気付き改めることができれば、病気は役目を果たして消えてくれます。
東洋医学での病気に対する考え方
東洋医学の理論では七情(喜怒憂驚悲恐思)によって気の異常がおき病気を生じると考えます。
怒は肝、恐は腎、悲・憂は肺、思は脾、喜・驚は心に影響します。
ただし東洋医学でいう肝・腎・肺・脾・心は西洋医学の肝臓、腎臓、肺、脾臓、心臓とは少しニュアンスが異なります。
大ざっぱにいうと、
肝は精神活動を調整し、新陳代謝を行い、筋の緊張を調節します。
腎は気の貯蔵、水の代謝、生殖、骨を養います。
肺は呼吸によって清気を吸収し全身に散布し、皮膚の機能を調整することで防衛力を維持します。
脾は消化吸収した気を肺に運び筋の形成維持を行います。
心はすべての機能を統治し血流を巡らせ意識レベルを保つことに関与します。
東洋医学では病気があらわれるのはその人の生きている中心だと考えます。
私たちは五臓のうち生まれつき弱い一臓を持っており、その一臓に関連した病気にかかりやすいです。
たとえば脾の力が最初から弱い人は膵臓や胃、消化器、胆道系の病気になりやすく、そこにとらわれて生きていきます。
僕の場合は腎が弱い一臓です。腎が弱い一臓の人の特徴として、眉間に皺を寄せると縦に皺が1本入り、色黒であるというものがあります。
腎は骨を養います。腎の一臓が弱いと腰痛になりやすいのはそのためです。僕自身腰痛が出やすい体質です。
また血液は骨髄で作られるので、腎が弱いと血液系の病気になる可能性が高くなります。私が血液系のガンになったのも腎が弱い一臓である影響だと思われます。
病気は一種の個性です。弱い一臓を、自分の弱点と思わずに個性と捉え、人生を導く羅針盤として受け入れ生きていくことが大切です。
他にもある病気の因果
他にも昔から言われている病気の因果に以下のようなものがあります。
- 我慢をしていると免疫力が落ちてガンになります。
- 言いたいことを言えないと喘息や咳など呼吸器系の疾患になります。
- 食べ物に気を使わないと胃や腸の病気になります。
- 胸に思いを閉じこめていると胸に病気ができます。
- 腹を立てていれば腹部に病気ができます。
病気はメッセージ
心身医学の父と呼ばれるフランツ・アレクサンダーは、
感情的な葛藤が特定の内臓器官を悩ます傾向を持っている
と述べています。
病気は、人生においてバランスを崩していることを知らせてくれています。
そのメッセージを受けとめて改善すれば、病気はその役割を果たし、姿を消してくれます。
よーく考えてください。何か無理をしていることありませんか。だれかをないがしろにしていませんか。我慢しすぎていませんか。
原因を解決しないことには治癒は起こりません。
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