はじめに
あなたには理想の姿があるでしょう。
人は理想の姿に近付くため日々生きているといっても過言ではありません。
しかし多くの人が思うように理想の姿に近付くことができずに苦しんでいます。
理想の姿に近付くにはいくつか方法があります。
そのうちのひとつがアフォメーションです。
自己啓発書を読んだことがあればアフォメーションという言葉を聞いたことがあるでしょう。
多くの偉人がアフォメーションを使って大望を実現しています。
今回はあなたが理想の姿に近付くのに役立つアフォメーションについて解説します。
この記事を読めば、あなたは理想の人生を歩むことができるようになります。
アフォメーションとは
アフォメーションとは一種の自己暗示です。
自分の目標や理想の姿を何度も繰り返し言葉にすることで、自分には達成できると思い込ませる方法です。
「言葉にするだけで達成できるわけない」
と訝しげに思うかもしれませんが、逆に言葉にもできないことは達成されません。
あなたも知らずにアフォメーションを目にしたり、実践したりしているはずです。
受験などで『○○に合格する』と口に出したり書いたりするのも、アフォメーションの一例です。
大会で優勝する人やチームは必ず「優勝する」と繰り返し言葉にしたり掲示したりしています。
「俺は海賊王になる!」もアフォメーションです。
はじめは無理に思えることも、繰り返し言葉にしたり目にすることで、達成した自分の姿を想像するようになります。
すると無理ではないかもと思えるようになってきます。
やがて達成するために必要な仕組みが脳の中で動き始めます。
脳がアフォメーションを実現する仕組み
アフォメーションすることで脳のコントロールセンターである網様体賦活(RAS)が重要事項と認識してくれます。
RASについて詳しくはこちら↓
するとアフォメーションを実現するために必要な情報や注意を向けるべき対象を無意識に選別してくれます。
RASはカーナビと一緒で目的地を設定すれば、そこまでの道順を自動で検索し誘導してくれます。
アフォメーションとはカーナビに目的地を入力するようなものだと思ってください。
さらにRASはアフォメーションを実現するために脳内をカスタマイズしていきます。神経回路を繋ぎ変えることで、思考パターンやセルフイメージを変えていくのです。
脳は現実とイメージを区別することができません。
そのため繰り返し目標を言葉にしたり目にすることで目標達成した姿をイメージできるようになると、それを現実だと認識してくれます。
その結果、目標を無理とは思わなくなり、「どうすれば実現できるか」と常にRASが答えを探し続け、実現に必要な道を歩ませてくれるようになります。
またアフォメーションを現実だと勘違いすることで、行動や思考が変化します。
例えば「俺は部長になる」とアフォメーションすれば、「部長になる人材ならこういう言動をするだろう、こういう考えをするだろう、こういう行動をとるだろう」と意識するようになります。
その結果部長に近付いていくわけです。
正しいアフォメーションのやり方
否定文にしない
アフォメーションするときの注意点として、否定文にしないというものがあります。
否定文とは「~しない」「~にならない」というような文章です。
英語でいうところのnotやnoを用いた文章にしないということです。
なぜならば脳は否定文を認識しにくいからです。
「煙草を吸わない」とアフォメーションしても「煙草」のイメージが脳内では膨らんでしまうので効果がありません。
「ノンスモーカになる」とすれば、煙草を吸っていない姿をイメージできるので有効です。
断定する
「私は○○になる」「私は○○する」というように、実現するものとして断定します。「○○になりたい」ではダメです。絶対実現するんだという意志をもって断定しましょう。
期限を決める
いつまでに実現するのか期限を決めることで、アフォメーションはより実現しやすくなります。
例えば「私は部長になる」とアフォメーションするのと、「私は45歳で部長になる」とアフォメーションするのとでは、どちらが姿をイメージしやすいですか?
年齢が入った方ですよね。
「○○歳までに」「20□□年6月2日までに」といったように期限を決める方がイメージが明確になります。
どこかに出かける際も、目的地と予定到着時間によってルートを検索しますよね。それと一緒です。
さいごに
今のあたなは、過去のあなたの理想の姿です。
未来のあなたは、今からあなたが理想とする姿になっていきます。
まずは「どうなりたいか」を決めましょう。
目的地が分からないことには進むことができません。
なりたい自分の理想の姿が決まれば、紙に書いて頻繁に目に付くところに貼っておきましょう。
1か所である必要はありません。リビングにトイレ、寝室、スマホの待ち受けといった具合に、できるだけ目にするよう工夫しましょう。
目にしたときは小声でもいいので口に出して読むようにしましょう。
こうすることでアフォメーションが脳に浸透し、理想に向けて進んでいきます。
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