成功の条件は人間関係だった

はじめに

何をもって成功とするかは個人差があるので明確な答えはありません。

しかしある程度共通する成功するために必要な条件はあります。

そのひとつが人間関係です。

いくらお金持ちになっても、社会的地位が高くなっても、人間関係が破綻していては成功しているとは言えません。

基本的に人間関係がうまくいっていないと、お金や社会的地位を手に入れるのは難しいです。

基本的にとしたのは、まれに人間関係をおろそかにしていても、一時的にお金や社会的地位を手に入れる人がいるからです。しかしどこかのタイミングで没落していきます。没落の根本原因は人間関係のトラブルです。

今回は成功するために必要な人間関係についてお話したいと思います。

人類は人間関係で発展してきた

人類が発展できた主な要因は社会を形成したことにあります。

人類は単体ではとても貧弱です。

弱肉強食の生物界での順位は決して高くありません。

それにも関わらず地球上でもっとも繁栄できたのは、互いに協力して社会を形成したからです。

つまり人間関係を築くことで人類は発展してきたわけです。

そのため本能的に人間は関係性を築くことを求めています。

人間関係が築けないと、幸福感を得られません。

現代ではネット関連のビジネスなどであれば、人間関係を築かずとも一人で仕事ができるという意見も聞かれます。

しかしビジネスを提供する相手が必ず存在するわけですし、ネット環境を提供してくれている人たちがいます。

もっといえば日々発生するゴミを処理してくれる人たちや、安全な水を提供するために働いてくれている人たちなど、公共サービスに携わってくれる人たちがいることで日々の生活が成り立っています。

人は一人では生きていくことはできません。

そのことを忘れて人との繋がりを軽視すれば、仕事でもプライベートでもトラブルに見舞われてしまい成功することはできません。

仕事を辞める理由の約8割は人間関係が原因だとするデータもあります。

ビジネスの世界では、スキル以上に良好な人間関係を築く能力が重視されています。

僕が身を置いている医療業界では、特に人間関係を築く能力が問われています。

今後AIの進歩によって、診療能力は向上し均一化していくと考えられています。

そうなると、いかに患者さんやスタッフの心に寄り添えるかが重視されるようになってきます。

すでに採用担当者や人材紹介サービス業者は、人間関係を築く能力を重視しだしています。

技術が発達すればスキルや知識は均一化されます。そうなると優秀さを測る指標は人間関係を築く能力を含む人間性になってきます。

人間関係を築く能力が高ければ、多くの人が応援してくれますし、困ったときに助けてくれます。

仕事を抜きにしても、人間関係を築く能力が高ければ素晴らしい友人に恵まれ、プライベートでも幸せになります。

成功の条件は人間関係を築く能力だと言っても過言ではありません。

ではどのようにしたら人間関係を築く能力を向上させられるのでしょうか。

人間関係を築く能力を向上させるには

人間関係を築く能力が生まれつき高い人がいます。そのような方は別として、後天的に能力を向上させるためには日々の心がけが重要です。

手本にすべきは人懐っこい犬です。

僕は犬を飼っていますが、朝起きたり外出から帰宅するたびに全力で尻尾を振りながら駆け寄ってきます。

人懐っこい犬は、まず自分から相手に対する好意を前面に押し出し表現します。

好意を向けられて嫌な顔をする人はほとんどいません。嫌な顔をする人は関わるべきではない人です。

人は自分に向けられた好意に対して、好意をもって答えようとします。

逆に悪意を向けられたら、悪意をもって答えます。

まさに鏡のようなものです。

まずはあいさつをきちんとすることからはじめましょう。

あいさつは

  • あ:あかるく
  • い:いつも
  • さ:さきに
  • つ:つねに

を心がけましょう。

これだけで人間関係は良好になります。

人間関係に関してもっと詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。

さいごに

良好な人間関係を築けるようになるためには、長い時間が必要です。

小手先のテクニックでは人間関係を築くことはできません。

一生かけて身に付けるぐらいの気持ちが必要です。

まずは笑顔であいさつをすることから心がけてください。

それがはじめの一歩になります。