究極食材コンビネーション

このコンビ最強です!

昨今の健康ブームによって食への関心が高まっています。体に良いと言われているものが色々と取り上げられているため「結局のところなにを食べたらいいのか分からない」という意見をよく耳にします。SNSなどの普及によって誰もが簡単に情報を発信したり受信したりできるようになった弊害のひとつが、情報に溺れてしまうという現象です。

正しい情報を選択できなければ、せっかくの情報も害になってしまいます。

そこで「とりあえずこの組み合わせを食べておけばバッチリ!」という究極食材のコンビネーションをお伝えしたいと思います。

この組み合わせは医師としての目線から医学的に根拠があり、かつ僕自身悪性腫瘍になって余命宣告された後積極的に食べていたものです。

もったいぶらずに結論からお話すると、その究極食材のコンビネーションとは

ブロッコリーと鶏むね肉

です!

野菜の王様ブロッコリー

まずはブロッコリーについてです。

ブロッコリーは野菜の王様といっても過言ではないほど様々な栄養素が含まれています。

ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB1、βカロテン、スルフォラファン、セレン、グルタチオンペルオキシダーゼなど老化や病気の原因となる活性酸素を除去する抗酸化作用が非常に強い栄養素が豊富です。

ビタミンCはコラーゲン、アミノ酸、カルニチン、エピネフリンなどの生成に関わります。

コラーゲンやアミノ酸は皮膚や骨、靭帯歯などのの形成、成長、修復を促す作用が
あります。

カルニチン脂肪分解酵素を分泌させます。
 
エピネフリンは交感神経を興奮させる物質で血管収縮作用、強心作用、気管支拡張作用などを司るホルモンです。
 
またビタミンCは老化や病気の原因となる活性酸素を除去する抗酸化作用があり、全身のアンチエイジング効果があります。

ビタミンEは別名「若返りビタミン」と呼ばれるほどアンチエイジング効果のあるビタミンです。

病気や老化の原因となる活性酸素を除去したり、細胞を包む細胞膜を酸化から守ることで健康を維持してくれます。

また性ホルモンの分泌を促す作用があり男性であれば精子の数を増やしたり精力を増す効果、女性であれば月経不順や月経痛の改善が期待できます。

予防効果が確認されている病気として動脈硬化、心筋梗塞、前立腺ガンなどがあります。

ビタミンB1糖をエネルギーに変えるのに必要な栄養素です。不足するとエネルギー不足になり頭や体の動きが悪くなってしまいます。慢性的に不足すると脚気(※1)などの病気を引き起こします。

【※1 脚気】 ビタミンB1欠乏による栄養障害病。東南アジアなど米を主食とする地域に多い。典型的脚気症状は下肢のむくみ,膝蓋(しつがい)反射の減弱・消失,心臓肥大,知覚麻痺(まひ)さらに運動麻痺,視神経障害に進み,ときには脚気衝心という急性心不全で死亡する。日本にもかつては多かったが,栄養状態の改善により典型的脚気はほとんどみられなくなった。しかし脚気予備症状(潜在的ビタミンB1欠乏症)は少なくない。全身倦怠(けんたい),下肢の重感,四肢先端のしびれ,息切れ,胸部圧迫感,さらに進むと吐き気,嘔吐(おうと)などもみられる。

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βカロテンは腸でビタミンAに変換されます。ビタミンAの主成分であるレチノールには目や皮膚の粘膜を健康に保ったり、抵抗力を強めたりする働きがあります。もしβカロテンが不足しビタミンAが十分な量作られないと、薄暗いところでものが見えなくなる夜盲症になったり目の表面が乾燥硬くなってしまうほか、皮膚や粘膜も乾燥したり硬くなったりします。小児の場合は成長が停止することもあります。

スルフォラファン抗酸化作用に加え解毒作用や抗がん作用があります。

セレン抗酸化作用とカドミウムの毒性を弱める作用があります。

グルタチオンペルオキシダーゼは酸化型グルタチオンを生成する反応を促す物質です。
グルタチオンはビタミン様物質で抗酸化作用があるほか、抗酸化物質を再生する能力も持ち合わせています。

さらに糖尿病の治療効果が望めるほか、疲労回復効果、解毒作用、神経保護作用などがあります。

これだけ多くの栄養素を含んでいるので野菜の王様と勝手に命名していますが、それが大げさな表現ではないことは分かっていただけたと思います。

最高のパートナー鶏むね肉

いくら野菜の王様とはいっても全ての栄養をまかなえるわけではありません。どうしても不足してしまうのがタンパク質です。

そこでコンビネーションを組むために選ばれたのが鶏むね肉です。

鶏むね肉は、低カロリーにもかかわらず、タンパク質が100 gあたり22 .3gと多く含まれています。タンパク質は筋肉を作るのに必要な栄養素です。タンパク質を摂取することで筋肉量が増えると、基礎代謝が上がって脂肪が燃焼しやすい身体になります。

また鶏むね肉にはイミダペプチドが100 gあたり1223mgと豊富に含まれています。

イミダペプチドは、抗酸化や疲労回復に効果があると言われています。最近では脳の老化改善効果があることが判明し、将来認知症の発症を予防する食品として活用されることが期待されています。

さあ!あなたも始めましょう‼

この究極のコンビネーションを積極的に取り入れているのがボディービルダーの人たちです。

ストイックなボディービルダーは、このコンビネーションとプロテインだけという食生活を送っているほどです。

それだけ高栄養、高タンパク質、低カロリーな組み合わせだということです。

「ボディービルダーの食生活だから私には関係ない」

と思ったあなた!それは違います。

実は日本人はタンパク質が不足しています。タンパク質の不足は筋力低下や免疫力低下につながるため深刻です。特に子供さんやご高齢者では成長障害や寝たきりの原因になるばかりではなく感染症にかかりやすくなります。

最後までお読みいただきありがとうございました<(_ _)>

老若男女を問わずタンパク質と豊富な栄養を摂取できる究極のコンビネーション【ブロッコリー+鶏むね肉】がオススメです!