
前例のない新しいワクチン
ワクチンとは本来、弱毒化したウイルスを注射することで、人の免疫細胞にウイルスの情報を記憶させ、ウイルスが感染したときに免疫細胞が即時に反応できるようにするものでした。
mRNAワクチンは、ウイルスを注入するのではなく、ウイルスの設計図の一部を注入します。
厳密にはmRNAワクチンは、ワクチンというより遺伝子治療に近いです。
その証拠にモデルナ社の幹部は、今後遺伝性疾患やガン治療に応用していくと述べています。

そもそもmRNAとは何なの?

mRNAを簡単に説明すれば、『遺伝情報の設計図をコピーしたもの』となります。
新型コロナウイルスワクチンとして使用されているmRNAワクチンは、コロナウイルスの一部であるスパイクたんぱく質の設計図のコピーです。
注射されたmRNAは、人の細胞に取り込まれます。すると細胞内では、mRNA(=設計図)をもとにスパイクたんぱく質が作られます。
作られたスパイクたんぱく質を免疫細胞が記憶することで、スパイクたんぱく質に対する防御態勢を整えます。
つまりウイルスそのものではなく、スパイクたんぱく質に対しての免疫力を獲得するわけです。
スパイクたんぱく質による悪影響
実はmRNAワクチンによって体内で作られるスパイクたんぱく質が、人体に悪影響を及ぼしている可能性が分かってきました。
J.Patrick Whelan博士は、ファイザー社製ワクチンの緊急使用承認に先立ちFDA(米国食品医薬品局)からコメントを求められ、mRNAワクチンが脳、心臓、肝臓、腎臓の血管に障害を起こす可能性があるとに警告しました。
Whalen博士はハーバード大学、テキサス小児病院、ベイラー医科大学で生化学、医学、リウマチ学の学位を取得している小児リウマチ専門医で、現在は新型コロナウイルス感染症に関連する多系統炎症症候群の治療を専門としています。
Whalen博士が危惧したとおり、ワクチン接種後の脳梗塞、心筋梗塞、心筋炎などの副反応が報告されています。
副反応を起こすのは、スパイクタンパク質が血管の内腔を構成する内皮細胞に炎症を起こさせるのが原因ではないかと考えられています。
血管の内皮細胞に炎症が起こると、血栓(血のかたまり)が生じ、血管を詰まらせてしまいます。
脳の血管で血栓ができれば脳梗塞を起こしますし、心臓にできれば心筋梗塞を起こします。脳梗塞も心筋梗塞も命に関わる重大な病気です。もし命が救われたとしても後遺症を残します。
さらに複数の研究よりにより、スパイクたんぱく質が精巣の細胞に到達し、男性の生殖を阻害することが明らかになっています。
AchauらがThe World Jounal of Mensu Healthに発表した論文によると、新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになった男性6名の精巣を死後検査した論文では、顕微鏡にて精巣の間質細胞にスパイクタンパク質が存在していることが確認されたと報告しています。
このように全身の様々な部位にスパイクたんぱく質は影響を及ぼす可能性があります。
かつてない使用許可スピード
通常であれば前例のないワクチン開発には12.5年かかると予想されます。第三相臨床試験を通過する確率はわずか2%と予測されています。それを新型コロナウイルスのワクチンは特例として標準的な試験を行わず使用許可が出ました。
過激な表現をすれば、接種をしながら臨床試験をしている状態です。
本来であれば臨床試験で見つかるはずの副反応などの問題点が改善されず、見切り発車でワクチン接種が開始されているわけです。
ですからワクチンに対する副反応等の情報を常にアップデートし、リスクとベネフィットを考え、接種するか検討する必要があります。
随時最新の情報をお伝えしていきますので、ブックマークしておいてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました<(_ _)>
新型コロナウイルスに対するワクチンとして開発されたファイザー社製およびモデルナ社製のmRNA(メッセンジャー アールエヌエー)ワクチンは、新しいタイプのワクチンです。