AGA治療薬とは
AGA（男性型脱毛症）の原因が解明されるに従って、様々な治療薬が登場しています。
この記事をお読みになっているあなたもきっとAGAに何かしらか興味があることと思います。
この記事ではAGA治療薬のなかでも効果抜群のデュタステリドについて理解することができます。
AGA治療薬は大きく分けて二種類あります。
例：ミノキシジル
今回はデュタステリドについて解説します。
その他のAGA治療薬についてはこちら↓
デュタステリドとは
デュタステリドは、男性ホルモン（テストステロン）をAGAの原因物質であるジヒドロテストステロン（DHT）にパワーアップさせるのに必要な5-α還元酵素という酵素の I 型とII 型両方の働きをブロックします。
デュタステリドはもともと前立腺肥大症の治療薬として2009年に『アボルブ』という商品名で承認されました。
デュタステリドの働きがAGAに対しても治療効果が期待できることが分かり、2015年に『ザガーロ』という商品名でAGA治療薬として承認されました。
用法用量
0.5mgカプセルを１日１回内服します。
研究結果
デュタステリド内服に関する多くの研究結果を集めて検証しました。
合計4,950名の男性に対して半年から５年経過を観察し、頭髪写真評価で毛量増加を示した比率を比較したところ、デュタステリド 0.5 mg/日を内服した人たちはしなかった人たちに対して優れた効果を示しました。
また国内で実施されたデュタステリド 0.5 mg/日を120 名の男性に対して52週間経過を観察したところ、軟毛ではない毛が1cm2あたり13.5本、硬い毛が1cm2あたり15.2本増加したことが確認されました。
副作用
前述の国際臨床試験において、
- 性欲減少 3.3％
- インポテンツ 5.4％
- 射精障害 3.3％
といった性機能障害が確認されました。
国内の試験では
- 性欲減少 8.3％
- インポテンツ 11.7％
- 射精障害 5.0％
と比較的高率でした。
性機能障害には注意が必要な薬になります。
また妊婦に投与するとDHTの低下により男子胎児の生殖器官などに影響を及ぼすおそれがあるため、女性へ投与は禁止されています。
重大な副作用として肝機能障害や黄疸があります。もともと肝臓が悪い人は悪化する可能性が高いです。
まとめ：AGA治療ははオンライン診療でも可能です
AGA治療薬は通信販売で海外から輸入することも可能ですが、偽物であったり危険な物質が混入していたりするため注意が必要です。
また上述したように副作用の問題があります。
安全安心のために医療機関で処方してもらうのがよいでしょう。
とはいえAGAに悩む年代の男性は働き盛りの人がほとんどで、医療機関を受診する時間を確保するのが大変です。
そこでおすすめなのがオンライン診療です。
オンライン診療であれば、家にいながら薬を処方してもらえます。
カウンセリングは無料なので、まずはお気軽に相談してみましょう。
例：フィナステリド（商品名プロペシア）、デュタステリド（商品名ザガーロ）など