病気からのメッセージ

病気の意味

ドクトルけんじ

病気になったとき、どのように考えますか?

ウッキッキー

あー、ついていないなあ。最悪って考えるよ。

多くの人が病気とは悪いものだと考えています。

ここでちょっと考えて欲しいのですが、病気は本当に悪いものなのでしょうか

人生で起こる全てのことには意味があります。

そのときは失敗だと感じたり失望したことが、後になって、大きな意味のなる必要なことだったんだと分かることがあります。そのような経験は、あなたにもあるはずです。

物事には必ず二面性があります。とらえ方によって、マイナスと思われることでも、プラスになります。

病気も同じです。

病気になることで、体は警告を発しています。

生活、人生において、何かしらバランスが崩れると、病気となってお知らせしてくれます。

はじめは不調という形であらわれます。

何となくだるいであったり、肩がこるであったり、軽い症状であることがほとんどです。

これぐらいの症状では、気にしなければ支障がないので、放置してしまうことがほとんどです。

しかし不調があらわれた時点で対処しないと、やがて病気になってしまいます。

病気になるのを防ぐにはコツがあります。

それは

日ごろから不調という体からのメッセージに耳を傾ける習慣を身に付けること

です。

かなり気を付けておかないと、体からのメッセージに気付くことはできません。

腰痛の場合

身近な例でいうと腰痛があります。

腰痛になった人から話を聞くと、予兆のようなものがあった人がほとんどです。

予兆は腰の重たさや違和感といった軽い症状がほとんどです。

この程度の症状であれば、ほとんどの人が放置してしまいます。

しかし、この時点で対処することが、腰痛予防にはとても大切です。

腰痛は悪化してしまうと、日常生活や仕事に支障を及ぼします。

慢性化してしまうと、仕事を失うことにもなりかねません。ひどい場合は寝たきりに近い状態になってしまいます。

予兆があらわれた時点での対処としては、腰に負担のかかる日常生活動作や仕事上の動作を見直すことであったり、ストレッチなどで体のメンテナンスをするなどがあります。

また腰痛の約7割が、職場の人間関係や金銭的な問題などの社会的要因が関係しているということが分かっています。

社会的要因が関係している場合は、体へのアプローチのみならず、社会的・精神的アプローチが必要になってきます。

体からのメッセージを聴く方法

体からのメッセージに耳を傾けるにはコツがあります。

それは瞑想です。

瞑想といっても難しいことをする必要はありません。

寝る前の数分間、体に意識を向けるだけです。

手順は以下の通りです。

①深呼吸をして、呼吸に集中してください。

②ゆっくり口から息を吐きながらおなかをへこませて、肺がすぼんでいくのを感じてください。

③息を吸う際、空気が鼻から入ってきて肺とおなかが膨らむのを感じます。

④何回か深呼吸を繰り返します。

⑤足先から順に頭の先まで不調がないか確認していきます。

①~⑤を毎日の習慣にしてください。

不調に早く気付けるばかりでなく、自律神経が整い、安眠効果が期待できます。

病気は人生のバランスをとるための象徴

ガンの心理学的研究の基礎を築いたエリダ・エヴァンズは、ほとんどの病気が人生で何かうまくいっていないときに現れる象徴で、生き方を変えるよう警告を与えてくれていると述べています。

特に他人の意見を尊重するあまり自分を抑制し、周りに振り回されると、ガンになる可能性が高くなるとのことです。

自己愛に目覚め、自分を最優先にすることを学ぶ必要があります。

風邪はチャンス

私が病気になって悟ったことのひとつに「どんなアクシデントにも必ず意味がある」というものがあります。

アクシデントこそ大事なメッセージを受けとるチャンスだと考えています。

風邪というアクシデントにも必ず意味があります。

あなたも風邪をひいたり体調をくずしたり、怪我をしたり、トラブルが発生した際は、なにか大事なメッセージを受けとるチャンスだと考えて下さい。

ちなみに私が風邪をひいた際は、

油断するな。疲れがたまっているぞ。しっかり休養をとれ。健康のありがたみを忘れるな。

というメッセージだと受け止めるようにしています。

風邪は脳疲労のサイン

現代に生きる私たちは肉体の疲労以上に脳の疲労に注意しないといけません。

毎日大量の情報をテレビやパソコン、スマホなどを通して取り入れています。

しかしこの情報量は脳の処理能力を超えています。

脳疲労の厄介なところは、肉体疲労と違って自覚しにくい点です。

肉体疲労であれば体が疲れを感じます。自然と眠たくなり休養を確保できます。

脳疲労の場合はむしろ睡眠障害が生じ休養を取ることが難しくなり、疲労が蓄積します。

脳疲労の数少ないサインのひとつが風邪です。

脳疲労の状態になると、交感神経が過剰に働き、ストレスホルモンが増え、免疫力が低下します。

その結果、風邪になりやすくなります。さらに風邪が治りにくくもなります。

思い当たるようでしたら、脳疲労を起こしているかもしれません。

脳疲労が蓄積すると「うつ病」になる可能性があります。

脳疲労の予防は長時間労働を避けることです。

また、パソコンやスマホ、テレビを見る時間を制限しましょう。

一度思い切って仕事以外では使わないようにするのも手です。

はじめは抵抗があると思いますが、やがて情報を得なくても生きていけることに気付きます。

それが無理ならせめて寝る前1時間は画面に向かわず、静かなゆっくりとした時間を確保してください。

風邪をプラスにとらえましょう

さらに風邪の効用として、体温を上げることで、体内のウイルスを減らすばかりではなく、ガン細胞も減らすというものがあります。

風邪は健康を整えるものだと考えることができます。何事もとらえ方次第です。プラスにとらえることで、どんな現象もあなたの味方に変えることができます。

最後までお読みいただきありがとうございました<(_ _)>

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