習慣を変えるコツ

新たな行動をとるには

人間は怠惰な生き物で、なかなか新たなことを始めることができません。

これは潜在意識の安定しようとする特性によります。

生物にとって変化とは危険を意味します。

環境の変化は命に関わりますし、行動パターンを変えることで天敵に出くわすかもしれません。

そのため潜在意識は変化を避け、現状を維持する安定を求めます。いわば本能のようなものです。

潜在意識の変化を避ける本能に抗うためには、潜在意識に新たな刷り込みを行う必要があります。

潜在意識は外部から繰り返し感情を伴って与えられた情報の影響は受けやすい性質があります。

繰り返し視覚や聴覚から入ってきた情報は潜在意識レベルまで浸透します。

目標を紙に書き壁に貼るという昔ながらの方法は、情報を潜在意識レベルに浸透させるものです。

効率よく繰り返し目に付くようするため、最も長く過ごす部屋で目に付く場所に目標を貼ることに加え、手帳や財布など外出先でも目に付くようにします。

情報が感情を揺さぶる内容であれば、さらに潜在意識への影響はさらに強くなります。

あなたも感情が揺さぶられるような衝撃的な出来事ほど記憶に残っているでしょう。

感情を揺り動かすためには、なぜその目標を達成したいと思うのかを立てる必要があります。志を立てるには自分の欲をあぶり出す必要があります。

欲をあぶり出すのは、自分の気付きたくない内面を直視する必要があるため、はじめは強い抵抗を感じます。。

それゆえに、志を立て己の欲望を直視することができれば、感情が揺さぶられ目標が潜在意識に影響を与えるレベルに達します。

偉業を成し遂げた人は必ず大きな志を持っていました。

志を持つため「なぜ」に意識をフォーカスさせましょう。

新たな行動を習慣化するには

新たな行動を習慣化することができれば、あとは苦も無く続けることができます。

習慣化に関してはあなたも経験があるはずです。

はじめは意識しないと行えないことでも、毎日実践することで徐々に意識せずにできるようになり、ついにはやらずにはおられなくなってしまいます。

身近なところでは歯磨きがあります。幼時期に習慣化されたため苦労をした記憶はないと思いますが、苦もなく毎日続けることができているのは習慣化の力によります。

大人になって新たな習慣を身につけるのは幼時期のようにはいきませんが、無理のない範囲で毎日行っていけば可能です。

ポイントは無理のない範囲でちょっとずつ変化させることです。

「この程度なら毎日できる」と思える程度のちょっとの変化であれば、潜在意識は抵抗を感じません。

ちょっとの変化に慣れてきたら、またちょっとだけ変化を加えます。

これを繰り返すと、最終的には大きな変化が生まれます。

その他習慣化のコツ

新たに始めることを習慣化するには、すでに習慣化されていることとセットにするのが効果的です。

たとえば毎日行うことが習慣となっている入浴の前にトレーニングを行うといった具合です。

こうすると入浴がスイッチとなりトレーニングという新たな行動を自動的に行えるようになり、やがて入浴+トレーニングがセットで新たな習慣となります。

時間を決めて行動するのも有効です。僕たちは学校教育により時間割で行動することには慣らされています。

「毎日何時に◯◯する」と決めておくと自動的に行動を取れるため習慣化しやすくなります。

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