生命エネルギーを全身に巡らせる方法

「体に良いと言われているものを食べているのに健康にならない」

「サプリメントを色々摂取しているけど効果を感じない」

と悩んでいませんか?

実は栄養を摂るだけでは健康になることはできないのです。

栄養を全身に巡らせる必要があります。

なぜなら、口から摂取したものは胃腸で消化・吸収された後、血流によって体中に運ばれることで効果を発揮するからです。

東洋医学では生命が必要とする栄養を「気」という概念を用いて説明しています。

気を現代風に言えば生命エネルギーと表現できます。

この記事では4000年以上もの歴史がある東洋医学の概念をもとに、生命エネルギーを全身に巡らせる方法を解説します。

結論からお話すると、生命エネルギーを全身に巡らせる方法とは運動です。栄養を巡らせ健康になるために有効は運動についてお話していきます。

生命エネルギーとは

僕たちが生命を維持したり、動いたりするのに必要な生命エネルギーは、食事で摂取した栄養素と呼吸によって取り入れた酸素が、細胞内で反応することで生み出されます。

つまり食事と呼吸によって生命エネルギーが生み出されるわけです。

生命エネルギーを生命維持や活動に効率よく利用するには、生命エネルギーを体中に巡らせる必要があります。

生命エネルギーは東洋医学でいうところのに近い概念です。

とは

気は中国思想全体を通じてもっとも重要な概念の一つであり、漢方医学上では生活活動を営む根源的なエネルギーとされています。気は目で見ることができず、何かの機能を持った無形のエネルギーであり、生命活動においては精神活動を含めた機能的活動を統括する役割を担っています。

一般社団日本東洋医学会公式サイトより引用

と解説されています。

さらに気は経絡という気の通り道を通って全身を巡ると考えられています。

経絡(けいらく、Meridian)とは、古代中国の医学において、人体の中の気血栄衛などといった生きるために必要なもの、現代で言う代謝物質)の通り道として考え出されたものである。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

経絡の流れが障害され、新陳代謝が滞ってしまうと、様々な病気を引き起こします。


気には生まれつき持っている「先天の気」と、生きる中で食べ物や呼吸によって取り入れる「後天の気」があります。

後天の気のうち、口から摂取した食物を吸収、消化して得られるものを「水穀の気」、肺から吸収するものを「清気」と呼びます。

気は食べ物と空気から作られます。

この点は近代医学におけるエネルギー生成と同じ考えです。

作られた気がうまく流れなくなると、経絡に乱れができて病気になります。

気には

  • 体を維持する栄養作用、
  • 臓器や組織の働きを促す作用、
  • 臓器や組織を温め代謝や血流を
  • 促す作用、抵抗力を上げて体を
  • 防御する作用

などがあります。

気をいかに効率よく全身に送るかが、健康を維持するうえで重要になります。

気を全身に巡らせる方法

気を全身に巡らせる方法として伝えられているものに太極拳やヨガ、気功法などの運動療法があります。

このような古来から伝えられている静的な運動に対し、近代になり行われはじめた多くのスポーツや、筋力トレーニングは体に過度に負荷をかけ害になる可能性があります。

例えばスポーツマンの心臓はスポーツ心臓と呼ばれ、過度の運動負荷によって心肥大となり、将来的に心臓の機能が低下する可能性があります。軟骨や靭帯を損傷する機会も増えます。

また激しい運動後には活性酸素が増加します。

活性酸素とは炎症、発ガン、動脈硬化、糖尿病など種々の病気や老化の原因物質です。

過剰な運動で活性酸素が増えると、人体に害が及んでしまいます。

そこでオススメの運動が、古来から伝わるヨガや太極拳のようなゆったりとした運動です。

それ以外にもストレッチや柔軟体操などもお勧めです。

これらはエネルギー=気を全身に巡らせることができます。

気と言われてピンとこなくても血流が良くなるのは感じると思います。

血流が良くなると取り入れた酸素を全身の細胞に届けることが可能となり生命エネルギー=気が効率よく生成されます。

他にオススメなのがウォーキングです。

心臓から出た血液を心臓に戻すためには歩くことでふくらはぎを収縮させ、足の裏に圧を加えることが重要です。

歩くことで血液が全身を効率よく巡るようになります。

同時に気のめぐりも良くなります。

ジョギングがブームとなっていますが走ることは過度になると活性酸素を生成してしまうのでおすすめしません。

骨粗鬆症予防の観点からもウォーキングがジョギングよりもお勧めです。なぜならば走ってしまうと骨に十分な荷重がかからないため骨粗鬆症の予防にはならないからです。

またジョギングは軟骨や椎間板に負荷がかかるため、過度に行うと傷害を起こす可能性があります。

そのような理由もありウォーキングがお勧めです。

時間にして1日20分~40分ほどを目安に行ってください。

それ以外に取り組みたい運動があれば

心と体が快適に感じるかどうか

を指標に行って下さい。

体が辛く感じたり、心がストレスを感じるような運動は避けましょう。

原則はとてもシンプルです。

心と体の声を聞けば良いのです。

Goodサイン

決定について盛り上がる、やる気になる、体が軽い、開放感がある、肯定的なイメージが涌く

Badサイン

乗り気にならない、気分が落ち込む、罪悪感を感じる、考えただけで胃がキュッとなり胸焼けがして肩に力が入る、×印のようなマイナスのイメージが見える 

まとめ:無理なく毎日運動を継続する方法

頭で運動の重要性が分かっていても続けることができず苦労している方が多いようです。

そこで心理学の理論を応用し意思が弱くても無理なく毎日運動を続けられる方法をお教え致します。

自制心(セルフコントロール)の特性を

• 心理学では意志の力を自制心(セルフコントロール)と呼びます。運動を続けることができないのは意志が弱いからではなく自制心の特性を知らないからです。
• 自制心は筋肉と一緒で疲労すれば弱くなり、鍛えることで強くなります。
• 自制心が疲労するシチュエーションを知り、自制心を回復させる方法を学び、自制心を鍛えることで、運動を継続できるようになります。

自制心が疲労するシチュエーション

• 何かを成し遂げるとき(仕事や勉強など)
• 決断をするとき(買い物などのちょっとした判断も含みます)
• 人に良い印象を与えようとするとき
• 誘惑に耐えるとき
• 苦痛に耐えるとき
• 自制心を使っている人を見て感情移入しすぎてしまうとき(共感すると同じ経験をしたかのように自制心を消費してしまいます)

自制心を回復させる方法

• 褒美や報酬を用意してモチベーションを上げる
• 血糖値を上げる。(速効性があるのは砂糖を多く含む菓子類ですが持続性がありません。タンパク質や炭水化物の方が持続性に優れます。ただしこの方法は頻繁に使用すると糖尿病や肥満などを起こすので注意が必要です。)
• 自制心の強い人を思い浮かべる。
• 「なぜ、そのことをする必要があるのか」自らに問いかけ目標にフォーカスする。
• コメディ映画を見る

自制心を鍛える方法

毎日簡単なエクササイズ(1日2回ハンドグリップを20回行うなど)を続ける
• 日々の食事内容を記録する
• 家計簿をつける
• 日記をつける
• 利き手と反対の手で歯磨きや食事、ドアの開閉を行う
• 言葉遣いを丁寧にする
• 姿勢を正して生活する
• ふだんから自制心の強い人と付き合う

自制心を使わずに行動できる仕組みを
つくる

• 運動を行う引き金、合図を作る(家の中で目に付く場所に大きな字でやるべきことのリストを貼る)
• 目標と関連する言葉が目に付くようにする.(健康、達成、成功、克服など)
• 応援してくれる人を思い浮かべる
• 目標と関係する場所や道具を引き金として利用する(ジムや公園へ行く、ウォーキングシューズを履くなど)
• 理想の人物のポスターを貼る
• 同じような目標を持ち、達成した人の逸話を、本や映画で見る

PDFにまとめたものがあるので、以下をクリックしてください。
     ↓↓↓↓↓
http://837562c22d77d3a8.main.jp/senyaku7step/undou.pdf

今日は以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました<(_ _)>

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