はじめに
あなた自分の考えで行動を決め、自分の人生を歩んでいると断言できますか?
この質問に「はい」と答えられる人は少ないはずです。
僕たちは知らず知らずのうちに行動や人生を制限されています。
リミッターを付けられた状態で生きているので、本領を発揮できていません。
これはとても勿体ないことです。
今回はあなたのリミッターを外す方法について解説します。
この記事は次のような方におすすめです
この記事を読めば、本来もっている能力を存分に発揮できるようになります。
サーカスの象
あなたはサーカスの象という例え話を知っていますか?
サーカスの象は幼少期に足かせをつけられ、頑丈な鎖でコンクリートのブロックにつなげられて育ちます。
このような状態で成長すると、体が大きくなり力が強くなっても、逃げようとしなくなります。
実際は逃げられる能力があるにもかかわらず、心理的に逃げられないと思いこんでしまうのです。
このようなサーカスの象の特性は、幼少期から抑制されて育った人間の例えとして使われれます。
あなたが知らずに繋がれている鎖
あなたも少なからず鎖につながれて育っています。
まずはじめに付けられる鎖は親の教育です。
多くの親は子供を心配して「あれはダメ」「こうしないといけない」と日々多くの制限を行います。
確かに危険を教えたり分別をつけさせるために、必要最低限の制限は必要です。
しかし多くの場合、制限が過剰になっています。
この制限こそ象につながれた鎖と同じ役割を果たしてしまいます。
やがて保育園や幼稚園、学校に通うようになると、先生からさらに多くの制限という鎖を付けられていきます。
平均的な5歳の子供が何かをしようとすると、周囲の大人が許可するのは12回中1回だそうです。ほとんど「ダメ」と言われて育つことになり、消極的に育ってしまいます。
また「みんなと仲良くしましょう」「ルールは守りましょう」「先生の言うことは素直に聞きましょう」といった言葉を繰り返し聞かせます。
大人になれば分かりますが、みんなと仲良くなれるわけはないし、仲良くする必要はありません。
ルールも時には破る必要があります。
人の話を素直に聞いてばかりでは、騙されてしまったり自分の考えを持つことができなくなってしまいます。
マスメディアや広告の影響も鎖になります。消費を促すために理想の生活を押し付けてきます。もっと便利に、もっと綺麗に、もっと健康に、もっと楽しく、もっと快適にと価値観を押し付けてきます。多くの人が押し付けられた価値観を実現するために生きています。
宗教もかなり強力な鎖になります。戒律という名の鎖でがんじがらめにしてきます。
このように多くの鎖をつながれて成長するのです。
その結果、無意識に思考や行動が制限されてしまい、本来の能力が発揮されずにいます。
鎖を断ち切れ!
本来の能力を発揮するには、鎖を断ち切る必要があります。
鎖を断ち切るためには、思考と常識を疑う必要があります。
僕たちは自分の思考を正しいと考えています。
その考えが熟考した結果出たもので、周囲から刷り込まれた考えでないのならば信じてもいいです。
しかし多くの頭に反射的に浮かぶ考えは、幼少期からつながれ続けた鎖によって制限されたものである可能性が高いです。
常に
「この考えは周囲から刷り込まれたものではないか?」
と疑うことを習慣化しましょう。
仕草に癖があるように、考えにも癖があります。
自分の考えを疑うことを習慣化すれば、正しい考えをもてるようになっていきます。
しかしながら癖をなおすには時間がかかります。根気よく続けていきましょう。
初めのうちは自分の考えを書き出して分析するのといいでしょう。
その考えは周囲からの刷り込みではないか?
刷り込みであると気付いたのであれば、自分本来の考えはどうなのか?
刷り込みではないと思うのであれば、その考えの根拠は?
といった質問に対する答えを書くことで自己分析していきましょう。
これを繰り返していくと、徐々に刷り込まれた考えが減り、自分本来の考えが増えていきます。
結果、鎖による無意識のリミッターが外れ、自分本来の能力を発揮できるようになります。
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