はじめに
以前有名人がモーニングルーティーンをSNSやyoutubeなどにアップするのが流行りました。
なぜイブニングではなくモーニングなのか考えたことはありますか?
実際はモーニングのみならず、一日の中に沢山のルーティーンがあります。
意識しているものもあれば、無意識に行っているものもあります。
例えば夜寝る前に歯を磨いたりトイレに行くのもルーティーンと言えます。
しかしこのようなルーティーンが注目されることはありません。
なぜモーニングルーティーンだけが注目されるのでしょうか?
今回はモーニングルーティーンが重要視される理由について、僕自身の経験を通して得られた考えについて述べたいと思います。
入院時の経験
僕は悪性腫瘍の治療と再発治療のため、約半年間の入院を2回経験しました。
その際実感したのは、1日のスケジュールを作ることの大切さです。
スケジュールがないと、無為にだらだら過ごして1日が終わってしまいます。
忙しく働く日々のなか、たまの休日をダラダラ過ごすのは、休息として意義があると思います。
しかしそれが毎日となると、生活に張りがなくなり、かえって疲労を感じるようになります。
あなたも朝起きてから着替えもせず、一日ダラダラ過ごした日は、だるさを感じた経験があるのではないでしょうか。
このような日は、体のみならず気分もなんだかスッキリしません。
「今日1日何をしていたんだろう・・・」と焦燥感を感じてしまいます。
僕の場合は余命1カ月と宣告されたこともあって、1日たりとも無駄にしてはいけないと強く感じていたので、何もせずに1日が終わってしまった時の焦燥感は人一倍でした。
そこで僕は、時間を無駄にせず、メリハリのある毎日を過ごすために、1日のスケジュールを作ることにしました。
スケジュールを作って実行するなかで強く感じたのは、朝をどう過ごすかが1日を左右するよいうことでした。
人の気持ちや行動には慣性の法則があります。
慣性の法則とは、外からの外力が加わらなければ、止まっている物体は止まり続け、動いている物体は動き続けるという法則です。ニュートンの運動法則のひとつで、運動の第一法則とも呼ばれます。
人も一緒です。
朝ダラダラ過ごすとダラダラし続けてしまいますし、テキパキ過ごすとテキパキし続けます。
だからイブニングではなくモーニングのルーティーンが重要なのです。
昨日の経験
モーニングルーティーンについて書こうと思ったのは、昨日の経験がきっかけでした。
昨日、家族が妻の実家に帰省するため、家族を朝6時に送り出しました。
前日寝る時間が遅かったので、頭がすっきりしない状態でした。
そこで8時まで2時間だけ寝ようと思い再度布団に入ったのですが、結局寝ることができませんでした。
結局朝はダラダラ過ごしてしまったので、モーニングルーティーンを行うことができませんでした。
その結果、気持ちも行動もエンジンがかからず、予定していた仕事を半分しか終えることができませんでした。
ちなみに僕のモーニングルーティーンは
- ストレッチをする
- カーテンと窓を開けて空気と日光を部屋に入れる
- ノートに頭に浮かんだ言葉や感情を書き出す
- 歯磨きをする
- シャワーを浴びる
- 神棚の水、米、塩を交換してお祈りする
- 犬の散歩に行く
- 朝食を食べる
といった感じです。
モーニングルーティーン⇒仕事にとりかかる
という流れをセットにして繰り返せば、モーニングルーティーンが一日を活動的に行動するための引き金になります。
まとめ
モーニングルーティーンと聞くと、何か大掛かりなことをしなければいけないと思いがちです。
しかしそんなに大掛かりである必要はありません。
何かひとつでもいいです。
例えば歯磨きをするだけでもいいです。
大事なのは、自分のなかで
歯磨きをしたら一日スタートのスイッチを入れる
と意識して行うことです。
それを繰り返すうちに
歯磨き=スタートスイッチ
と脳にインプットされるわけです。
あなたにとってのモーニングルーティーン=スタートスイッチを作ってください。
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