と悩んでいませんか?
実は日常生活を改善することで腰痛を軽減することができます。
なぜならば、生活習慣と腰痛には関係性があることが医学的に証明されているからです。
僕自身、30歳の時にギックリ腰をやってしまい1週間寝込んだんですが、原因のひとつは生活習慣でした。
29歳で結婚した後いわゆる幸せ太りをしてしまい、1年で体重が10㎏ほど増えてしまいました。
「こうやってみんな太っていくんだなあ」となかば諦めて太っていくことを受け入れた矢先、ギックリ腰になってしまいました。
腰痛の専門家である整形外科医が腰痛になっていてはお話になりません。
そこで食事量のコントロールと運動を開始し、体重を元に戻したことで腰痛は改善しました。
この経験から、生活習慣と腰痛には密接な関係があることを実感しました。
調べてみると腰痛と生活習慣の関係についての研究が色々とありました。
この記事では腰痛と生活習慣の関係について解説します。
この記事を読めば、腰痛を予防・改善するために必要な生活習慣改善のポイントが分かります
結論からお話すると、
- 太り過ぎ、やせすぎ
- 喫煙
- 飲酒
- 運動不足
が腰痛と関係します。
それぞれについて詳しく解説していきます。
腰痛と体重の関係
【結論】BMIが標準より高くても低くても腰痛になる可能性が高くなります。
BMIとはBody Mass Index の略称で[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]で算出される値のことです。肥満度を表す指標として国際的に用いられている体格指数ですが、標準値は国によって異なります。日本の場合、BMIの標準は18.5以上25未満となっています。
体重コントロールに対する大規模研究の結果、低体重でも体重過多でも腰痛が増える傾向にあることが分かりました。
さらにBMI30以上と30以下の人たちを比較したところ、30以上の人たちは腰痛になりやすい傾向があることが分かりました。
肥満と腰痛の関係を調べた33の研究を解析した結果では、標準体重の維持が腰痛の予防に影響することが分かりました。
腰痛と喫煙の関係
【結論】喫煙者は腰痛になりやすい
喫煙と腰痛の関係を調べた6つの研究を用いて解析したところ、非喫煙者で腰痛が少ない傾向になることが分かりました。
ただし過去に喫煙していた人と非喫煙者の間では差がありませんでした。
Shireたちが調べた大規模な解析でも、喫煙者は非喫煙者に比べて腰痛になりやすい傾向になることが分かっています。
喫煙によって椎間板が傷むことは明らかになっています。椎間板とは腰の骨と骨の間に存在してクッション材の役割を果たすものです。
喫煙によって腰痛になりやすくなるのは、椎間板を傷めることが一因だと考えられます。
飲酒と腰痛の関係
【結論】飲酒と腰痛には少し関係があるかも
アルコール摂取頻度が増すと腰痛になりやすい傾向が若干あるとする研究があります。
しかし報告された研究の数が少なく、研究に参加した人数も少ないため、明らかに関係するとは断言できません。
運動と腰痛の関係
【結論】適切な運動は腰痛を防ぐ
運動をしない人たちと運動をする人たちを比べた結果、運動をしない人たちの方が腰痛のリスクが高いとする論文と、関連がないとする論文がありました。
飲酒の場合と同様、研究の数に限りがあり、研究の質も定かではないので、運動と腰痛の関係性を断言することはできません。
運動不足で筋力が落ちれば腰の負担が増えて腰痛になりやすいいっぽうで、激しい運動をすれば腰にかかる負担が増えて腰痛になります。
そのため運動と腰痛の関係を研究するのは難しいです。
集学的リハビリテーションと腰痛の関係を調べた9つの研究結果では、腰痛予防・腰痛改善には関連があるとしています。
またマインドフルネス・ストレス低減法が腰痛に有効であったとるす質の高い3つの研究結果や、漸進的筋弛緩法が有効であったとする3つの研究結果が出ています。
マサチューセッツ大学メディカルセンターのストレス低減クリニックで、Jon Kabat-Zinn博士とその同僚によって開発されたもので、禅やヨーガなどの要素を取り入れ、取り除くことが難しい痛みと付き合っていくことを学ぶことで、人生をより豊かにしていくことを目的としています。
骨格筋を緊張させ(筋肉に力を入れ)、その直後に弛緩(脱力). させることによって、その部位の力が抜けリラックスしている感じを味わう方法です。
まとめ
- 腰痛は生活習慣と密接に関係しています。
- 体重は多すぎても少なすぎても腰痛になりやすいので、標準体重を意識しましょう
- 喫煙は椎間板を傷めるので腰痛を引き起こす可能性があります
- 飲酒は度を超えると腰痛になるかもしれません
- 適切な運動は腰痛に効果的です
・腰痛がつらい!
・腰痛を治したい!